DINレール取付型年度・温度トランスミッター

【製品概要】

Sofraser9100年度・温度トランスミッターはSofraserが2007年に取得した特許をベースに最新技術を盛り込んだ新型計測器です。
9100のエレクトロニクスキャビネットはSofraser MIVIセンサーからの振動情報を処理します。

・取り扱いの容易なエレクトロニクスと標準化された出力を備え、校正調整済みのSofraser 9100トランスミッターは、標準プロセスへの応用に理想的な計器です。
・粘度と温度を常時表示。製造プロセスのセキュリティ管理に役立つ情報を表示するばかりでなく、9100はプロセスで発生する振動信号を処理して線形化した粘度応答をデジタル表示します。
・基本的なコントロールとカスタム化機能。画面に表示される生データと電流出力を利用して現場で簡単に診断が可能。
9100では単位を選択する機能と相関テーブルの利用が可能となりました。
・データ収集システムやプロセスコントローラーとの接続が容易ですから、アナログとデジタル出力をコントロールとレポート作成へ利用できます。
・標準DINレールへ簡単に取り付け可能。

代表的応用分野

  • ポリマー、化学
  • オイル、エネルギー
  • 食品、飲料
  • 製薬、バイオテクノロジー
  • 塗装、印刷

標準機能・仕様

入力MIVI/INVIセンサー:粘度および温度
(Pt100プローブ)
出力・2系統のアナログ出力(粘度、温度)
4 - 20 mA ± 0.1 %; 12 bits; Z max.: 400 Ω
・RS 485 Modbus RTU、最大ケーブル長 1000 m
ディスプレイ・8桁表示x2行 – 40 mm x 10 mm
・メニュー操作ボタン x 2
・バックライトOn/Off可能
運転条件・動作温度:0~50 °C
・プロセス温度:数学モデルの適用による粘度信号の線形化、センサーの温度ドリフト補正(200℃まで)
・水密性:IP20
・センサー/エレクトロニクスボックスケーブル:
3m(指定により延長可能)
・温度の安定した安全な場所に設置
寸法、特性・外形寸法:105 mm x 45mm
・全奥行:113mm
・重量:200 g
・DINレールに取り付け
電源・24 VDC (± 2.4 V、安定化され、フィルタリングされていること)
規制CE認証取得(欧州規格)
オプションアクセサリー・粘度、プロセス温度(≦100℃)に対応する校正ポイント
・防爆ボックス使用(危険区画での使用、弊社へご相談ください)
・水密ボックス使用(IP65、弊社へご相談ください)
・電源 88~264 VAC - 24 VDC
・Sofraser通信ソフトウェア(データロギング、高度な設定、4/20mA出力、相関テーブルなど)


9100 粘度・温度トランスミッター
1981年、Sofraser社は共鳴周波数(同調型)を応用した振動型粘度計を世界で最初に開発し、その特許を収得しました。
それ以来、業界の最先端企業としてプロセスの信頼性と精度維持に寄与しています。
センサーの感応部(共鳴周波数で振動するロッド)は、常に一定の電力で駆動されています。
その振動ロッドを流体に浸漬すると、その粘度と密度に応じて振動の振幅と周波数が変動します。

振動式粘度計MIVIシリーズ よくある質問

振動式の長所は何ですか?

可動部分が無く、シンプルな構造な為、耐久性に優れメインテナンス・フリーの点です。

スラリー物質でも測定が可能ですか?

センサーは溶接一体加工品ですので全く問題無く使用可能です。

反応釜の側面又は底部に直接設置が可能ですか?

垂直、水平、倒立、傾斜、如何なる方向でも設置可能です。

危険区域にて使用したいが可能ですか?

垂直、水平、倒立、傾斜、如何なる方向でも設置可能です。

高圧・真空条件下で使用可能ですか?

センサーは溶接一体加工品です、耐圧は標準で60kg/㎠ 、オプションで150kg/㎠ まで可能です。
真空状態でご使用は同じく全く問題がありません。Oリングは定期修理の際、交換する必要があります。

サンプルが空の状態で使用しても問題がありませんか?

空の状態で使用しても全く問題がありません。24時間連続使用しても全く問題がありません。

洗浄性が問題になっているが対策案がありますか?

MIVIはセンサー棒と測温センサーのみの接液で、洗浄性に大変優れていますが、付着の問題はゼロには出来ませんが付着を起こりにくくする方法の一つがセンサー接液部分、保護管、フランジを電解研磨処理にてピカピカに磨き上げ、付着をしにくくする方法をお勧め致します。(効果は大変にあります)

液体の強酸性で耐腐蝕性に加工できますか?

センサー接液部分をテフロンコーティング処理又は材質をハステロイB2、C276で加工が出来ます。

B型粘度計との相関性はありますか?

基本的には非ニュートン流体の場合、塑性変形率と密度係数に関係した係数にて相関関係が得られます。

B型粘度計と同じ値で換算表示が可能ですか?

実液を計測中に生入力電圧が確認出来ますので、粘度換算プログラムを再設定入力し、換算粘度表示が可能です。

測定精度の表示は再現性精度の表示になっていますが、測定精度の信頼性は如何でしょうか?

MIVIは絶対値より再現性に保証しています。これはプログラム設定精度にて変わるためで、少しずれていることが確認できましたら、その点でいつでも修正可能で、精度は±0.5%可能です。
このような精度が得られる理由は振動振幅が200μmと大きい為信頼性があるのです。

実ラインでの振動の影響はどうでしょうか?

振動の影響は少なからずありますが、MIVIの振動駆動は振動周波数一定の方式を採用していますので、振動周波数が変動するタイプより実ラインの外乱振動の影響が少ないのです。
又、コントロールユニット内のダンピング設定でノイズをフィルターでも処理可能です。

反応槽のアジテーターのスピードの影響がありますか?又、配管中の流速の影響がありますか?

流速の影響は多少、ゼロ点が影響を受け場合があります。例えば1%程度上昇したのが判明した場合、その分だけゼロ点を下げて補正して下さい。この場合、一定条件下で使用することが大切な点です。

センサーはどの場所に取り付けたら良いか?

反応槽であれば側面又は底面に倒立で設置をお勧め致します。配管中の場合エルボを2インチ半のT字配管に変更し、フランジを溶接して下さい。詳細はカタログを参照下さい。

複数のセンサーユニットを1台のエレクトロニックス・ボックスで制御できますか?

センサーは基本的にコントロールユニットとマッチングさせています。従いましてセンサーユニットに1台のコントロールユニットが必要です。

制御盤の限られたスペースにディスプレーのみをはめ込みたいが可能ですか?

デュスプレーユニットはDINサイズ48X96mmですのでこの2つ分のスペースがあればはめ込み可能です。

信号出力はDCSに取り込み処理を行いたいが、どうしたら良いのか?

信号出力は粘度・温度共にDC4-20mAの出力が得られますので電流入力用のインターフェース・カードをご準備下さい。

粘度・温度の信号出力スパンの変更は可能ですか?

粘度の測定レンジは採用されました粘度レンジ範囲内で電気的に変更が可能です。全てプログラム設定で自動的にスパン設定変更が行うことが出来ます。

粘度表示単位がPAでなくcP単位又はPOで表示させたいが可能ですか?

単位は自由にCST 、CP、PO、PA等文字・小数点位置は自由選択設定が可能です。

取り付けフランジはJIS鋼管フランジに合せたいが可能ですか?

フランジは国内にて加工致しますのでJIS、ヘルール、サニタリー等御打合わせ後、製作加工致します。

実液の中にエアーが含まれているが、影響受けないでしょうか?

エアーの含まれる量・大きさで違いますが、基本的には使用可能といえるでしょう。
低粘性の液中の小さなエアーの場合は振動棒を避けて影響が見られないようです。
高粘性の液中の大きなエアーの場合は振動棒に当たり影響しますが、基本的に信号出力の上下の上の部分をデーターとして処理すれば問題はないと思われます。

温度と粘度の関係式のグラフを測定したいが、可能ですか?

基本的に従来の他の粘度計のデーターをそのまま使用が出来ません。ご購入されたMIVI粘度計で再度関係式のデーターを整理下さい。その後、プログラム入力のアシストを責任をもって致します。

実ラインで実際にデモを行ってみたいが貸出機がありますか?

当社ではフランジをご購入して頂いて、溶接が済んだ順番に貸出機を有料にてデモしています。
詳細はお問い合わせ下さい。

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